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サブカルチャー評論/レビュー/日常

『俺の彼女と幼馴染が修羅場すぎる』第7話での「塾」という擬似教室

 「空間」の使い方に思わず唸った第7話。何気ないあのシーンはこの演出の伏線だったのか!と膝を打つ。更なるヒロインを加えキービジュアル全員登場となる重要な回ですが、これがまた予想以上に面白いキャラで考察云々の前に純粋に楽しめる1話でした。だがあえて演出を考察するのが僕のブログです!ではどうぞ。


物語構造を一発で説明する「空間」

 ファーストシークエンス、保健室で裸の元カノとベッドで寝てる主人公(羨ま死刑)の元に彼女と幼馴染が乱入する流れは前話で構築された4人の関係を一瞬で表現します。「保健室」=「部室」と考えればすんなりとこの構造を受け入れることができると思います。ここに「風紀委員」が乱入することで、今後の展開も暗示されていますね。っていうかもう明示ですね


風紀委員を「落とす」ために

 「風紀委員」によって部活は廃部となってしまい「部室」が使用不能となってしまいました。これは由々しき事態。何としても「部室」という「空間」を取り戻す必要があります。というのが第7話の物語構造の大まかな流れ。
 ではどうするか?そう、風紀委員を「落とす」のです。ザ・ギャルゲー。伏線的に落とす要因は敷かれに敷かれているのでここで必要なのは新たな「攻略空間」です。そう、「塾」の登場です


友人の果たす役割

 「塾」で風紀委員と一緒になる主人公ですが、ここでもう一人重要な人物が出てきます。第1話からずーっと登場しているにもかかわらず影の薄かった友人です。この友人の登場により、友人との関係が描かれ続けた「教室」という空間と同様の効果が「塾」にも適用されることがわかります。こんな伏線だったとは…!地味すぎて気付かなかった!!ともあれ廃部によって自演乙の部活動が一旦脇に置かれ、主人公と風紀委員の関係の構築に焦点が絞られます。この取捨選択の潔さが第7話の一番の見所。また風紀委員のキャラ立ちと伏線が次回以降の『俺修羅』の展開を非常に楽しみなものにしています。え?普通にめっちゃ面白くなってきてね?


まとめ
・「保健室」「塾」という空間の登場
・まさかの友人
・風紀委員可愛い
 白井黒子的な可愛さを持つ風紀委員の登場に僕の俺修羅愛が俄然深まって来ました。また伏線で「打ち上げ花火」が登場していることから、この演出処理がどう行われるのかという点でも個人的に注目です。花火演出といえばFORTUNE ARTERIAL 赤い約束』第10話ですよね!と誰にも伝わらない宣言をして、第8話を楽しみに待ちたいと思います。ではまた。


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